医院名:浅香耳鼻咽喉科クリニック 
住所:〒158-0093 東京都世田谷区上野毛1-19-1
メゾン上野毛1階
電話番号:03-3703-8733

舌下免疫療法

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舌下免疫療法とは

舌下免疫療法とはダニ、あるいはスギ花粉アレルギーに有効な治療法です。アレルギー物質を少量含んだエキスや錠剤をゆっくり体内に吸収させて、少しずつ症状を緩和させていきます。通常は治療開始から3ヶ月程度で効果が現れはじめますが、治療期間は最低3年必要であり、4~5年の継続治療により7~8年の効果が持続すると報告されています。なお、スギの花粉症では、花粉の飛散シーズンに治療をスタートすることができないため、5~12月の治療スタートとなります。ダニは通年性ですから治療スタート時期に制限はなく、いつでも治療をはじめられます。
当院では治療に使用する薬として、スギ花粉症にはシダトレンR・シダキュアR、ダニアレルギーにはミティキュアRを処方しています。

皮下免疫療法との違い

舌下免疫療法が登場する前に、皮下免疫療法がありました。舌下免疫療法は、皮下免疫療法に比べ、さまざまな負担が軽減された治療内容になっています。

皮下免疫療法

  • 医療機関での毎回投与
  • 注射なので痛みがともなうことがある
  • 治療開始してしばらくは、通院頻度が高く、何度も通院する必要がある

舌下免疫療法

  • 痛みがない
  • 自宅で服用できるので、通院回数を大幅に減らせる

舌下免疫療法をおすすめできる方

  • 血液検査の結果、ダニあるいはスギアレルギーと診断された
  • 主治医の指導の下で、継続して通院可能
  • 毎日の服用を欠かさずに行える

舌下免疫療法が適さない方

  • 5歳未満
  • 65歳以上
  • 重度の気管支喘息
  • 悪性腫瘍、免疫不全などの既往歴がある
  • 他の疾患治療で免疫抑制剤を服用している

舌下免疫療法の副作用

アレルゲンを少量とはいえ体内に吸収させるため、まれですがアナフィラキシーショックという重篤な副作用を起こす可能性があります。アナフィラキシーショックは投与から30分以内に起こるため、リスクの高い初回服用は院内で行って30分ほど過ごして様子をしっかり確認しています。

アナフィラキシーショックとは

じんましん、息苦しさ、呼吸困難、意識混濁、顔面蒼白、口内炎、腹痛、嘔吐などが起こります。適切な処置をできるだけ早く行う必要があります。

治療の開始時期について

スギ花粉症

5月から12月までに治療を開始します。次の年の花粉飛散シーズンから、治療効果が期待できます。

ダニアレルギー

いつでも治療をスタートすることができます。治療開始から3ヶ月程度で効果を実感しはじめます。

通院について

通院について継続して毎日の服用が必要です。治療を開始して2週間は毎週1回、それからは様子を確認して2週間ごと、4週間ごとの通院になります。アレルギー症状はゆっくり、少しずつ軽減していきます。ほとんどの場合、服用3ヶ月を経過すると効果を感じられるようになります。最低3年以上継続して毎日服用するため、その期間は定期的な通院が必要です。症状が緩和してきたら、薬の量を減らしていきます。

治療の流れ

初診

問診で症状や既往症などについてうかがいます。血液検査を行って、スギ、あるいはダニのアレルギーがあることを確認します。

治療開始

舌下免疫療法を希望される場合には、詳しい説明をいたします。血液検査の結果をもとに、治療が適切と判断された場合は再受診の際に舌下免疫療法のスタートが可能です。初回の服用ではまれですがアナフィラキシーショックを起こすリスクがあるため、副作用がないかをしっかり確認します。アナフィラキシーショックは投与後、30分以内に起こるため、院内で服用後、そのまま院内で過ごしていただいています。問題がなければ継続治療が可能ですから、翌日からはご自宅で毎日継続して舌下投与による服薬を行っていきます。

定期的な受診

舌下免疫療法は、開始から3か月の間は副作用を警戒する必要があります。当院では、治療をスタートした2週間は毎週、それ以降は2週ごと、4週ごとと来院頻度を変えて通院いただいています。3ヶ月後からは毎月1回の通院となります。

治療効果について

舌下免疫療法は、2~3割程度に効果がないというデータが報告されたこともあります。逆に言えば7~8割の方には効果があるということです。ただし、舌下免疫療法をはじめる前にどう効果が現れるかを確認することはできません。そのため、治療を実際にはじめてみないと効果がどう現れるかはわかりません。当院では、治療継続の間、定期的に治療効果の測定を行っています。